@misc{oai:mpu.repo.nii.ac.jp:00000534, author = {中堀, 千賀子 and Nakabori, Chikako}, month = {2014-03-11}, note = {本研究の目的は、ケアマネジャーとして看護理論の適用を試みつつ関わった自己の実践過程から、ケアマネジメントの判断規準を導き出すことである。 研究方法は、ケアマネジャーとして関わった自己の認識を研究対象とし、事例の支援記録をもとに、関わりの経過にそってケアマネジャーの認識を整理して記述し、資料とする。資料を精読し、「着目した事実」「ケアマネジャーの認識(感じ、考えたこと)(そのとき想起した像)」「ケアマネジャーの表現」の欄をもつ研究素材フォーマットを作成し、各欄にキーワーズ・キーセンテンスを転記し、研究素材とする。分析方法は、まず、安定した在宅療養を継続し、ケアマネジメントの成果が明らかと思われる1事例(100歳女性、要介護3)を用いて関わりの意味を抽出し、それをもとにケアマネジメントの実践上の指針を導き出して分析指標とする。次いで性質の異なる事例を選び、ケアマネジャーの思考過程と判断根拠を追いながら、ケアマネジメントの意味やその特徴を導き出す。得られたケアマネジメントの特徴を分析指標に照らして重なりのある内容を導き出し、それらの共通性と相異性をおさえて整理し、ケアマネジメントの判断規準とその内容を導き出す。 研究結果は、選定した12事例より、100研究素材が得られ、すべての事例において分析指標との重なりが明らかとなった。また、各事例から導き出した分析指標ごとの内容を吟味して整理したところ、以下の6項目・小項目25からなる判断規準が導き出された。1.患者の発達段階、健康障害の種類、健康の段階、生活過程の特徴から対象特性を捉え、患者に現れる諸現象を重ねて、生命力の消耗の有無やもてる力を見出す(小項目4)。2.患者に現れる諸現象から、患者の身体と心と社会関係の相互作用をその過程に沿って見つめて変化を捉え、解決を要する対立とその諸条件を見出す(小項目3)。3.介護者に現れる諸現象に対象特性を重ねて支える力を予測し、支援の必要性を判断する(小項目3)。4.患者の治療過程が円滑に進み、生活過程がととのうよう、予防的視点を持ちつつ、対立がなくなった状態を思い描き、支援の方向性を導き出す(小項目6)。5.導き出した支援の方向性を、患者や介護者、チームメンバーと共有するために、判断規準を意識しつつ表現方法を工夫する(小項目7)。6.患者や介護者、チームメンバーが視野を拡大して主体的に行動できるよう、実践を通して働きかける(小項目2)。}, title = {看護理論を適用したケアマネジメントの判断規準 : 在宅療養患者を支援する自己の実践過程の分析を通して}, year = {}, yomi = {ナカボリ, チカコ} }