@article{oai:mpu.repo.nii.ac.jp:00000403, author = {末吉, 真紀子 and スエヨシ, マキコ and Sueyoshi, Makiko}, issue = {1}, journal = {宮崎県立看護大学研究紀要, Journal of Miyazaki Prefectural Nursing University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本研究は,療育を必要とする,児の発達を促すことができたと思われる看護実践場面から,看護者の認識の特徴を明らかにし,精神運動発達遅滞児の発達を支援する看護実践上の指針を得ることを目的とした。研究対象は,重度の精神運動発達遅滞があり,幼少期から施設に単独で入所しており,自分の体を強く叩きつけたり,他者をかんだりする行為や多動があり,生活全般において介助を要する児との看護過程である。看護者の関わりによって,児の行動に変化があり,発達を促すことにつながったと思われる13場面を再構成し,研究素材とした。研究素材を分析し,看護者の認識の特徴と,その時の判断根拠を浮き彫りにし,発達を促す看護の方向性を明らかにした。次に,全場面の看護者の認識の特徴と判断根拠,看護の方向性の共通性から,精神運動発達遅滞児の発達を支援する看護実践上の指針を取り出した。取り出された指針は以下の5つとなった。1) 子どもの行動の中に発達している小さな変化を見つけ出し,その変化の意味を捉え,脳の神経回路網が豊かに発達していくように,快と感じられる体験を増やす。2) 外界の様々な刺激が種々の感覚器官を通して脳に反映され,豊かな像形成の力が健やかに発達するよう,子どもの経験の幅を広げつつ,刺激が心地よい像として描かれるよう関わる。3) 子どもの将来を描きその人らしく生活できることを目指し,基本的な生活習慣が身につくよう成功体験となる行為を繰り返す。4) 人と関わる力の発達を目指し,他者への関心が拡がるよう養育者との間に愛着が形成される機会をつくる。5) 健やかな感情と知性によって社会に適応した行動がとれ,人間関係のあり方を学べるよう,望ましい行動を肯定する。}, pages = {24--37}, title = {精神運動発達遅滞児の発達を支援する看護実践上の指針}, volume = {10}, year = {2010} }