@article{oai:mpu.repo.nii.ac.jp:00000349, author = {川村, 道子 and 小笠原, 広実 and 阿部, 惠子 and カワムラ, ミチコ and オガサワラ, ヒロミ and アベ, ケイコ and Kawamura, Michiko and Ogasawara, Hiromi and Abe, Keiko}, issue = {1}, journal = {宮崎県立看護大学研究紀要, Journal of Miyazaki Prefectural Nursing University}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本研究は,精神看護学実習で,学生の患者へのかかわりが発展した指導過程の特徴を明らかにし,実習指導上の指針を導き出すことを目的とした。3人の学生に対する9場面の指導過程の意味を取り出し,全場面の共通性・相異性に着目しながら指導過程の特徴を明らかにした。その結果,指導上の指針を以下のように取り出した。1.学生のかかわりによって患者の認識が乱れる方向に変化した言動がみられているときには,学生に患者の言動が変化した転換点と,その前の学生の言動に着目させると,学生は自分の表現を患者の位置で捉えやすくなる。2.学生が,患者の行動の意味がわからず戸惑っているときには,患者のこれまでの生活過程の中にある辛い体験に関心が注げるように促し,学生が自身の生活体験と重ねることができると,患者への追体験が進む。3.学生が患者の言葉だけに応えているときには,看護の原基形態を想起できるように促すと,患者の表現の元にある認識に関心を注ぎはじめる。4.学生が患者からかかわりを拒否されたと感じているときには,患者が思いを表現している事実に着目させると,学生は自分の位置で困っていたことに気付き,患者の行動を細かく観察しつつ,その時々の思いを感じ取れるようになる。5.学生が患者の言動を依存的だと捉えているとき,患者の実体面の事実に着目させると,患者の実体と認識と行動のつながりが理解でき,他者に依頼せざるを得ない患者の思いを感じ取りやすくなる。これら指針の有用性を今後の教育実践で検証していきたい。}, pages = {32--44}, title = {精神看護学実習における学生の認識の発展を促す指導に関する研究}, volume = {7}, year = {2007} }